妊娠とホルモンバランスの関係

2023年6月28日

妊娠中の女性の体は、様々なホルモンの影響を受けます。
妊娠によるホルモンの変化は、胎児の成長や妊娠中の体の調整を支援するために必要です。

・妊娠初期
卵巣から分泌される黄体ホルモンの量が増加します。
このホルモンは、子宮内膜を成熟させ、受精卵が着床しやすくする役割を果たします。
また、このホルモンの影響で、体温が上昇することがあります。

・妊娠中期
胎盤が形成され、プロゲステロンやエストロゲンなどのホルモンが分泌されます。
これらのホルモンは、胎児の成長に必要な栄養を供給するための血管を形成し、子宮の筋肉を緩めて胎児の成長を支援します。
また、これらのホルモンの影響で、妊娠中の女性は、肌や髪の毛がきれいになったり、毛穴が開いたりすることがあります。

・妊娠後期
プロゲステロンやエストロゲンの量が減少し、代わりにヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)やプロラクチンなどのホルモンが分泌されます。
hCGは、胎児の成長を支援し、プロラクチンは、母乳分泌を促進する役割を果たします。

妊娠中のホルモンの変化は、妊娠中の女性に多くの影響を与えます。
例えば、妊娠中の女性は、吐き気や嘔吐、浮腫、便秘、頭痛、食欲不振などの身体的な症状を経験することがあります。
また、ホルモンの変化は、妊娠中の女性の気分や感情にも影響を与えることがありますのでうまく付き合っていくことが大切です。

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