冷凍保存卵子受精(IVF-ET)の取り組み

2023年3月11日

最近では珍しくなくなってきた冷凍保存卵子受精(IVF-ET)。
耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
冷凍保存卵子受精(IVF-ET)とは、女性の卵子を採取して、体外で受精させた胚を冷凍保存し、後日、子宮内に戻す方法です。
今回は冷凍保存卵子受精の取り組みについて詳しくお話したいと思います。

 

1.なぜ卵子を冷凍保存するのか。
女性の年齢が上がるにつれて、妊娠率や出産率が低下するため、卵子を若い時期に採取して、冷凍保存しておくことで、後日、妊娠を試みることができます。

 

2.具体的にどのような方法で凍結するのか。
女性の卵巣から卵子を採取し、体外受精(IVF)によって受精させた胚を冷凍保存します。

 

3.どんな効果が得られるのか。
卵子を冷凍保存することで、女性が高齢になった時期でも、若い時期の卵子を利用することができるため、妊娠率や出産率が向上することが期待されます。また、不妊治療を始める前に卵子を採取しておくことで、治療にかかるストレスを軽減することができます。

 

卵子の採取や凍結保存には、リスクや費用がかかるため、医師とよく相談し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
また、冷凍保存された卵子の劣化や胚移植時の成功率には限界があるため、妊娠するためには複数回の胚移植が必要な場合があります。

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