男性不妊症の治療法、SSRについて

2023年4月19日

男性不妊症の治療法にはいろいろありますが、本日はその中の一つ、サージカル・スペルミ・リトリーバル(SSR)についてご説明したいと思います。

サージカル・スペルミ・リトリーバル(SSR)は、睾丸精子採取術とも呼ばれ、精子を直接取り出す方法です。
以下に、SSRについての具体的な説明をいたします。

 

1.手術の概要:SSRは、精子を採取するために、睾丸に対して局所麻酔を行い、精子を取り出す手術です。手術後、採取された精子は体外受精(IVF)に使用されます。

 

2.手術の種類:SSRには、様々な種類があります。
一般的なものとしては、精巣精子採取法(TESA)、精管精子採取法(MESA)、精索精子採取法(PESA)などがあります。

 

3.適応症:SSRは、精液中に精子がない、または数が極端に少ない男性不妊症の治療に使用されます。
また、軟部組織の欠損や疾患、前立腺摘出術後などの原因で、精管や精子が尿道に出てこない場合にも使用されます。

 

4.リスク:SSRは、一般的に安全で合併症は少ないですが、手術後に痛みや腫れが生じることがあります。
また、手術によって精巣や精管に損傷が生じるリスクもあります。

 

SSRは、精子を採取するための有効な方法ですが、手術にはリスクが伴うため、慎重な検討が必要です。
また、SSRによって採取された精子は、体外受精(IVF)に使用されるため、妊娠に至るまでの治療期間や費用も考慮する必要があります。

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