妊活に取り組むご夫婦にとって、季節ごとの体調管理はとても大切です。特に夏場は、暑さによる体力消耗や冷房による冷え、食欲不振など、身体に大きな負担がかかる時期です。妊娠しやすい身体づくりのためには、夏特有の気候に適した体調管理が必要不可欠です。本記事では、夏場に意識したい妊活中の体調管理のポイントについて詳しくご紹介します。
冷え対策は夏でも欠かさずに
「冷えは万病のもと」と言われますが、妊活においても冷えは大敵です。冷房の効いた室内に長時間いることで、内臓や子宮周辺の血流が悪くなり、妊娠しにくい体質を招くおそれがあります。以下の対策を心がけましょう。
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室内では薄手の羽織り物やレッグウォーマーを使用
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冷たい飲み物・食べ物は控えめにし、常温〜温かいものを選ぶ
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シャワーだけで済まさず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって体を温める
水分補給とミネラルバランスに注意
夏は大量の汗をかくため、体内の水分とともにミネラルも失われがちです。脱水症状はもちろん、体内バランスの乱れはホルモン分泌にも影響を及ぼします。
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1日1.5〜2Lを目安に、こまめな水分補給を意識する
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麦茶やルイボスティーなどカフェインレスでミネラル豊富な飲み物がおすすめ
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発汗が多い日には、梅干しや味噌汁などで塩分やミネラルを補う
夏バテ予防に栄養バランスを意識した食事を
夏は食欲が落ちがちですが、妊活中は特に栄養バランスのとれた食事を心がける必要があります。エネルギー源となる炭水化物、身体を作るたんぱく質、ホルモンの材料となる脂質、そしてビタミン・ミネラルを意識的に摂取しましょう。
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鶏肉・魚・豆類などの良質なたんぱく質を毎食に取り入れる
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ビタミンB群やビタミンE、葉酸を豊富に含む野菜や果物を摂る
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酢の物や冷奴、薬味など、食欲を刺激する食材も上手に活用する
睡眠の質を高めてホルモンバランスを整える
妊活には、ホルモンバランスの安定が不可欠です。夏場は寝苦しさから睡眠の質が低下しやすく、自律神経の乱れにもつながります。以下の工夫で快眠をサポートしましょう。
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寝室の室温は25~27℃、湿度は50~60%を目安に調整
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就寝前のスマホ・PC操作は控えて、リラックスタイムを設ける
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寝る前の軽いストレッチやアロマなども効果的
適度な運動とリフレッシュを取り入れる
妊活中は血流を促す軽い運動も効果的です。夏は暑さが厳しいため、運動のタイミングや内容に注意しましょう。
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朝夕の涼しい時間にウォーキングやヨガを行う
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室内でできるストレッチやラジオ体操もおすすめ
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無理をせず、体調に合わせて休息も取り入れる
まとめ
夏は体調が不安定になりやすく、妊活にも影響を及ぼす要因が多くあります。しかし、日々の生活習慣を少し見直すだけでも、妊娠しやすい身体づくりは十分に可能です。冷えの対策、食事・睡眠・水分管理を意識しながら、自分自身の身体をいたわる時間を大切にしてください。
妊活は、心と体の両面を整えることが成功への近道です。夏場も無理せず、自然体で取り組んでいきましょう。